最近やってたこと

引っ越し準備 現状の問題 現在は新宿まで徒歩20分ほどで行ける場所に住んでいるのだが、仕事がリモートに変わり、メリットよりデメリットが目立つようになってきたので引っ越すことにした。 まず、新宿まで出れば大抵のものはあるが自宅の周辺はほとんど何も無いというのが痛い。コンビニとドラッグストアくらいはさすがにあるが、地価が高い場所だからかスーパーの規模が小さく品揃えも悪い。遅い時間に行くと鶏もも肉が全部売り切れていたりする。それでも日常生活に必要なものはなんとかなっていたが、技術書を置いてるような書店やゲーセンといった私が用がある施設が足りてないし、雑貨などを見に行くにも新宿まで出なければならない有り様だ。転職して通勤定期が無くなってからは電車賃をケチって歩いていたが、それも夏になると20分歩いたら汗だくになるので厳しくなった。 新宿は新宿で 普通ならもっと早く閉まる店が遅くまでやっている 大抵のものが揃う 地下道が整備されているので雨の日もそこまで移動に困らない といったメリットこそあれど 人が多すぎて疲れる 私が用がある施設が西口、東口、南口と満遍なく散っているので更に疲れるし移動に時間もかかる といったデメリットがあった。1つ目はともかく2つ目は致命的だ。しかも品揃えが悪いスーパーしか無い問題は新宿へ出ても解決しない。こうなってくると、他の地域と比べて割高な家賃を払ってここに住み続ける理由もなくなってきた。 郊外へ これらの問題を考慮し、駅前に必要な施設が集まっている郊外都市に目を向け、以下のポイントを重視してふるいにかけた。 イトーヨーカドー、西友、イオンのような大手のスーパーがある コンピュータ技術書を一定数扱っている書店がある IIDXを置いているゲーセンがある 東京駅に現実的な時間で行ける なぜ東京駅?と思うかもしれないが、すみっコぐらしはしばしばすみっコぐらしSHOP限定のぬいぐるみを発売するためだ。それを抜きにしてもすみっコぐらしSHOP東京駅店は在庫の面で一番信用が置けるので、あまり負担無く行けるようにしておきたかった。 また、東京に現実的な時間で行けるということは都心でよく友人と集まるのに使っている場所にもある程度現実的な時間で行けるということであるため、その点でも外せない条件だった。 いくつか候補を絞って実地にも足を運んだところ、申し分無い街、物件が見つかったので今後の数年はそこで暮らすことにした。 もう都心には戻らないのか? この1年半ほど新宿周辺で暮らして思ったのは、通勤時間を短縮したいなど特別の事情がなければ都心は家を借りて住む場所ではないということだ。 郊外に出たことで家賃が今より数千円減ったが、物件はワンルームから2Kになった。 都心に住むのがあまりにバカバカしくなってしまう。 少なくとも、現在務めている会社でリモートワークが廃止されるか、私一人の都合で人生を生きるわけにはいかなくなるまでは23区に住むことはもう無いだろう。 将来的には家を買いたいと考えているが、このまま都内の物件が値上がり続けるならそれも都心ではなく、高齢になった時にある程度暮らしやすそうな郊外に買うことになると思われる。 ゲーム 龍の国 ルーンファクトリー Switchで発売した週に買ったのだが、ドックがおかしいのかSwitchからモニタへの出力ができなくなり、Switch2も出たのに今更ドックを買う気にもなれず、かといってSwitchの小さな画面でやる気にもなれず放置していた。 7月末頃、ゲーミングPCを購入したのでSwitchではなくSteamでやることにした。 一週間くらい生活が破壊され、一気にエンディングまで遊んでしまうほどのめり込んだ。前作のルーンファクトリー5は、魅力的なキャラは揃っていたと思うのだが、粗が多かった。とはいえ、10年ぶりの新作でそれも以前よりかなり世代を経たハードで出すのだからまだ勝手が掴めていないだけで、もう1、2作出す頃にはまた良作を作ってくれるだろうとあまり悲観はしていなかった。期待どおりだった。 私がキャラクター以外に今作を気に入っている点として、和の雰囲気づくりが様々な面から徹底して行われていることと、ゲームデザインを挙げたい。和の雰囲気づくりについてはキャラクターデザインやマップ、UIといった目に見える部分もそうなのだが、キャラクターのセリフも少し古い言い回しでよく見る言葉が登場していて、ゲーム全体で一貫した雰囲気を作っているなと感じた。また、特に後半に言えることだが、パラメータ補正がかなり大きい置物が登場するので、里づくりを頑張るとダンジョン攻略が楽になり、ダンジョンを攻略するとまた強力な置物が解禁される…というサイクルがうまく回っていたように思う。 難点を言えば、序盤のような広大なマップを探索するダンジョンがもっとあるとよかったのと、ややボスの使いまわしが多く感じたが、これは開発工数の負担が大きそうなためやむなしか。 今作は外伝ということもあり、システム面がかなり挑戦的に変更されており、これは確かにナンバリングで出したら受け入れられないであろうという内容だったが、私としては今後もたまにはこのような形式のルーンファクトリーを遊んでみたいと思った。 ヒロインはマツリちゃんが好みだったがまだ結婚までプレイしていないので時間を見つけて最後までプレイしたい。 都市伝説解体センター あまり詳しく書くわけにもいかないのだが、初見でゲーム特有のご都合主義だと思っていた部分も後になって思えば伏線になっていて、最後までプレイしてから考えれば考えるほど「なるほど〜〜」と唸らされてしまった。ネタバレを踏む前に遊べてよかった。 Switch2チャレンジ 先に書いたように郊外に引っ越す予定なのだが、そうなるとSwitch2の入手機会が少なくなってしまうため、なるべく引越し前に手に入れておきたいと思い、週末に新宿の電気店でゲリラ販売が行われていないかを見て回ることを決めた。余計なクレジットカードを作りたくなかったのでひとまずポイントカードがあれば買えるビックカメラに的を絞り、新宿の店舗を中心に張っていくことにした。 初日は新宿でのゲリラ販売が無かったが、立川店でゲリラ販売があったようだったので、後学のためにどのくらいの移動時間だと買えなくなるのか知っておこうと思いダメ元で中央特快で向かうも、開店から45分ほどで着いた頃には買えなくなっており、かなり険しさを感じた。その後新宿に戻りxを見ていると、ヤマダ電機でPROコンが入荷していたというポストが20分ほど前に投稿されており、PROコンも品薄だったため押さえておくことにした。 翌日も新宿のビックカメラでのゲリラ販売は確認できなかった。家でやるべきことがあったので一旦帰ろうと思ったのだが、昨日PROコンが入荷していたので一応見ておくかという気持ちでヤマダ電機に向かうと、なんと入荷していた。しかもその場でアプリの会員になれば買えるようだったので、急いでアプリをインストールして会員登録し購入。マイニンテンドーストアで5回も抽選に落ちたのは何だったのかと思うくらいあっさり買えてしまった。 その後程なくしてマイニンテンドーストアが6年以上Switchオンラインに加入している人を優先とする招待販売に切り替える告知を行ったが、私はほとんどソロゲーしかやらずSwitchオンラインにまるで魅力を感じなかったため1年しか加入しておらず、ゲリラ販売狙いに切り替えて本当によかったと感じた。「初めからこの販売方法にしておけばよかった」という言説もよく見るが、私のようなソロゲーしかやらないプレイヤーが蔑ろにされており、正直あまり良い気はしない。仮に最初からこのやり方にしていたら、少なくとも私は憤っていた。 ドンキーコング バナンザ Switch2では当初あまりめぼしいタイトルはなく、一番やりたかったことはBDFFリマスターで思い出に浸ることだったのだが、どうやらバナンザが面白くプレイしないのはもったいないらしいのでやってみることにした。 肝心のゲーム内容はというと、バナモンドの位置がわかったら全てを破壊してそこに一直線に向かえば大抵解決する、バナモンドの位置の見当がつかなくてもひたすら地形を破壊しているとバナモンドの地図が手に入るので大抵解決するという、冷静に考えて何が面白いのかわからないゲームだと感じた。 しかし、なぜかのめり込んでしまう魅力があった。恐らく、ゼルダの伝説でリーバルトルネードやエアロバイクのようなズルが好きだった人はハマるが、仕掛けに対して奇策を見つけ出すのが好きだった人はもしかするといまいちかもしれないなと感じた。 ただ、終盤になってバナンザを全て習得し目新しい要素も減ってくるとややプレイ体験が単調に感じ、ストーリーが気になったことやバナモンドにより強化できるスキルに魅力を感じるものが残っていなかったこともあって、途中で見つけたチャレンジなどを攻略するのがやや億劫に感じてしまった。この辺は、マリオオデッセイだとそこまで極端なズルはできないのでパワームーンごとに異なるプレイ体験が用意されていたなと感じる。 とはいえ、終盤は終盤でかなりのファンサービスがあり、私はドンキーコングシリーズについては動画で少し見た程度の知識しか無いのだが、それでもエンディング手前はずっと「あ!?」と言っていた気がする。 IIDX 早いものでもうIIDX 33になってしまった。以前の記事でも書いたように週末にちょこちょこリハビリを進めており、現在は非公式難易度表で言うところの12.2をイージーできたりできなかったりというくらい。最も地力があった時期は、12.5の下位はイージーできるもののFlashesが下手すぎて中伝が取れなかった。思い返せばDPとは(やってない期間が大半なのだが)SPの数倍長い付き合いで、HEROIC VERSEで十段をとってからもう5〜6年経ってしまっている。 とはいえそれも仕方ない話で、今後の人生を考えるともっと給与が高い仕事に就く必要があったため、この数年はなかなか音ゲーに専念できなかった。かつてSPに取り組んでいた時は、人生、家庭事情、学業、人間関係、これらの問題がかわるがわる押し寄せ、ままならない人生に嫌気がさした私は逃げるようにIIDX、BMSにのめり込んだ。SP皆伝を取得したとき、冥をハードした時などはそれはもう達成感を感じた。ただ、現実逃避を続けていくことで自己肯定感は地の底まで落ちたし、向き合わなかった問題が爆発し何もかも失い音ゲーも続けられる精神状態でなくなった時はただただ空しいものだった。DP皆伝は目指したいがそれをもう一度くり返すのは嫌だった。 最近になってようやく仕事の方が軌道に乗ってきたのでこの歳になってIIDXに復帰した次第だ。まだ人生において解決したい問題は残っているものの破滅に繋がるようなものは解決したと思うので、ここまで平穏な気持ちで音ゲーに臨めるのは人生で初めてのことかもしれない。 IIDX 33ではDP皆伝の取得を目標としようと思う。全盛期でも中伝すら取れていなかったが、12.5のイージーに挑戦するところまで行っていたことを考えると、困難ではあるかもしれないが不可能な話ではないと思う。より長期的には、DP皆伝を取得したらSPに復帰して皆伝を取り直して両皆伝になりたいという気持ちもあるが、私はたった1回だけ取る皆伝にはあまり価値を感じず、たとえDPを引退することになったとしてもまた数ヶ月リハビリすればDP皆伝を取り直せるというところまでは行きたいと考えている。そのため、まだ遠い目標ではあるが現時点ではDPは天空、quasarのハードを最終目標としている。 DPはここまでイージー、ノマゲ狙いメインでやっていたがやはりハード狙いもやる必要があると感じたので、☆11から難埋めをやっていくことにし、ゆくゆくは☆12のハード狙いにも手を伸ばす。ただ、かつてSPでやっていたようにPフリーを連続で2回も3回もやって成果を出すことに執着するというのはあまり地力上げの効率がよくなかったように思う。なので、しばらくはPフリーは何クレかに1回、イージー挑戦段階ギリギリの譜面ばかりやり過ぎて認識や押し方が迷子になってきたと感じたら押し方を思い出すためにやる方針とする。当面は☆11の難埋めを新しい方のバージョンの曲から絨毯爆撃で進めていく。 Lean Leanとは簡単に言えば数学の証明を書くためのプログラミング言語だ。以前の記事でプログラミングに登場する概念の理論を理解するために数学を勉強したいと書いたが、その道具としてLeanに可能性を感じていた。数学を勉強する上で最も怖いことの1つは、誤った理解に気づかないまま先に進んでしまうことだと思う。Leanを使えば自分の書いた証明が論理的に正しくないことを検知できるので、数学を独学する上で心強い味方になってくれるのではないかと思っていた。 Leanには日本語で読める入門書が無かったことが難点だったのだが、先日そのような本が信頼のおける出版社から発売された。早速買って取り組んでいるが、かなり刺激的で面白いと感じる。恥ずかしながら私は高校からずっと数学に苦手意識があるのだが、決められた期間内にテストで結果を出さなければならないという制約がなくマイペースに進められるなら案外楽しめるものだ。 これを読み終えたら、集合・位相入門(松坂和夫)や論理学をつくるをLeanを使いつつ読み、数学に取り組んでいく土台を作りたい。私が関心があるものの1つは圏論という分野のMonadと呼ばれる概念なのだが、数学科の修士号を取得した知人曰く、学部では圏論自体あまり出てこないし、修士に行っても専攻する分野によっては触れる機会がないものらしい。道のりは長いが、うまく行けば末永く楽しめる趣味として昇華できるかもしれない。

September 10, 2025 · くー