家庭の事情でここ数年は実家にいたが、体調の問題で通勤が厳しくなってきたため、少しでもストレスを減らすために会社の近くに引っ越した。 前回実家を出てからしばらく経っているため、家電などはすべて買い直しになった。 ただでさえ家事は得意ではないし、健康だったときに比べ何をするにも時間がかかってしまっているので、時短家電にはケチらず金を注ぎ込んだ。
Dyson Supersonic
何だそれはという人はダイソンのドライヤーと言えば伝わるだろう。 今まで雰囲気が引き締まってしまうようなシルバーや黒系の色しか無くもう少しふんわりした色がほしいと思っていたのだが、引っ越しとほぼ同時にさくらロゼゴールドという新色が出ていて一目惚れしたので購入。 実際使ってみると2〜3倍早く乾くというのは誇張ではなく、体感で最近まで使っていた安いドライヤーの2.3倍くらい早く乾いている気がする。 髪を乾かす以外の用途は無いため劇的に便利!というわけではないが、髪の毛を乾かす機会はほぼ確実に1日1回以上は発生するため満足度はそこそこ高い。 必須ではないが金に余裕があれば買ってもいいのではないか、というくらい。 アタッチメントは1つ付いてきたが、面倒なので全く使っておらず、個人的には必要ない。
ちなみに、スタンドもいいものが見つかり満足している。
ドラム式洗濯機
もともと洗濯物を干すこと自体好きではなく、しかしやらないと生活崩壊につながる可能性があるため、これだけは絶対買うと決めていた。 あまりこだわりは無かったが、防水バンが小さいのでそこでも置ける機種でなければならなかったのと、デザインが気に入ったためPanasonicのCuble NA-VG780Lを購入した。
実際つかってみてわかったのだが、今日の天気はどうか?いつ洗濯物を干すか?といったことを考える必要が無くなるのはとても満足度が高い。 唯一、1回使うごとにほこりのフィルターを掃除しなければならないのは難点だが、2分もあれば終わるので洗濯物干しに比べれば取るに足らないような問題だ。 乾燥機能も私の1日分の洗濯物くらいならカラカラに乾かしてくれる。 限界男性のマストアイテムとして文句無しのTier1。
ロボット掃除機
床も数日放置しただけであっという間に汚れていくが掃除の時間をとても捻出できないため、これも必ず導入すると決めていた。 完璧でなくても9割程度の清潔さを保ってくれれば問題ない私としてはドラム式洗濯機と同レベルで満足度が高かった。 逆に100%を求める人にはあまり勧められない。
モデルの選定としては放っておいても万事うまいことやってくれることを重視し、モップがけ, モップ洗浄まで勝手にやってくれるフルスタックなモデルを選ぶと決めていた。 DEEBOT X2 OMNIを購入し私は特に不満を持っていないが、レビューを見る限りではもっとよい選択肢があるようだったので、人には勧めていない。 多分、次買い替えるとしたら他社のものを選ぶだろう。
こちらもTier1といってよいが、ロボット掃除機はセールを頻繁にやっているようで買うタイミングで値段が数万違うことに驚いた。 私はベストのタイミングで買うことができず4万くらい損したので注意が必要。
ヘルシオ ウォーターオーブン
引っ越し当初はしばらく外食で済まそうと思っていたが1ヶ月もすると食べたい店も尽きてしまい、何より外食でまともな野菜料理を食べると中々の値段になることが多く、野菜をほとんど摂らなかった結果目に見えて肌が荒れた。 しかし平日の仕事終わりに時間をかけて料理するほどの気力があるとも思えず、ロボット掃除機やドラム式洗濯機で味をしめた私は料理もいくらか自動でうまいことやってくれないかと考えた。 その結果行き着いたのがこれだった。
モデル選びだが、炊飯もこれで済ませようと思っていたため、炊飯とおかず作りが同時にできる2段調理が可能なモデルから選んだ。 その中でも、角皿や網や本体のメンテナンスに関する機能が決め手となり、最上位のAX-LSX3Aを選んだ。
買った感想だが、私は鶏肉のグリルや蒸し鶏ハム+野菜を作ることが多いがこの辺ちょうどいい塩梅にやってくれており、加熱の間は別のことをしていられるので助かっている。 肉じゃがも作ってみたがこちらもよくできており、特に追加で入れてみた鶏肉が柔らかくなっていたのにはびっくりした。 朝はトーストとソーセージやベーコンを網に置いておけば一緒に焼いてくれる。 炊飯についても全く問題ない。
ただ、いくつか注意点もある。 まず、使うごとに庫内に水滴が発生するので、使い終わったらタオルでそれを拭いてやる必要がある。 調理に使う水道水を入れるタンクがあるので、ここに入っている水も1回1回捨てた方が衛生的だろう。 許容範囲ではあるが1回1回メンテナンスが発生するので少し面倒ではある。
付属の角皿や網はとても大きくて洗うのが大変なのであまりメインで使わない方がいい。 私は少し小さい角皿と網を購入し、付属の角皿の上に乗せて使っている。 特に網は焼き付いたものを手で洗うと大変なので、食洗機を使うのであれば絶対にこうした方がいい。
買った当初想定していなかった問題としては、消費電力が高いためコンセントパズルに悩まされるというものがあった。 AX-LSX3Aの定格消費電力は1460Wになっているのだが、1つのコンセントに接続する家電の定格消費電力の合計は1500Wに収めなければならず、これを接続したコンセントは2つ穴が空いていようと他にはほぼ何も接続できない。 私の台所にあるもので他にコンセントを使うものは冷蔵庫, 食洗機, ONU, ガス給湯器, 換気扇だが、冷蔵庫と食洗機のペアもかなり電力を使うため、コンセントをどうするか少し悩まされた。 また、消費電力が多い家電は延長コードを使うのも危険が伴うようなので置ける場所はコンセントの周りに限られる。 ヘルシオのサイズもかなり大きく、本来ガスコンロを設置する場所にガスコンロを諦めて置くことにした。 今のところ困っていないのでひとまずこれでよしとしている。
炊飯をこれで済まそうとしたときに発生した問題もいくつかある。 まず、炊飯は下段で行うのだが、下段に置ける容器の高さはせいぜい7cmちょっとでなければならない。 幸いこれについては少し値がはるがちょうどいいものを見つけた。 また、おかずのメニューによっては同時炊飯できないこともあり、そういうときは炊飯器がほしくなる。
また、これはヘルシオのせいではないのだが私の体調が悪すぎて買い物に行けない日が多いのと、なかなか改善しない病状に気が滅入ってしまってなかなか新しいメニューを開拓できず、まだ十分に機能を活かしきれていない感じがある。
問題点を色々書いたが、調理に関しては放置で私の数倍うまくやってくれており、料理をしていてそこまで楽しさを感じない私としては買ってよかったと思えるものだった。
フライパン・鍋
ヘルシオを使っている人がこぞって推しているのでティファールの取手がとれるものを購入。 食洗機にも入れやすくこれにしてよかった。
ちなみにフライパン22/26cmとソースパン18cmが含まれるセット6を購入したが、フライパン26cmは全く使っていない。 もともとフライパン22cmとソースパン18cmだけのセットがあればと思っていたがどうやら無いようだ。
IWANO 感動おひつ
ヘルシオでの炊飯にちょうどいい容器というのがこれ。 本来トースターで土鍋ご飯を炊けるというコンセプトの商品だが、耐熱でなおかつちょうど7cmくらいという、まさにヘルシオの下段で炊飯を行うために生まれてきたかのような土鍋なのだ。 当然食洗機にも対応しており、2合まで炊けてそのまま冷蔵庫に入れて保存もできる。 ヘルシオに炊飯を任せるならこれで決まりだろう。
食洗機
導入したいと思いつつしばらく渋っていたが、ヘルシオを使い始めてから角皿と網にこびりついた汚れを落とすのに時間がかかり、洗い物が20〜30分くらいかかってしまうようになったため導入した。 かなり時間を作ってくれるので、自炊をするならドラム式洗濯機, ロボット掃除機に次いで優先度が高いと感じた。
ちなみに「食洗機はでかければでかいほどいい」というアドバイスをもらったのでPanasonicのNP-TZ300を導入したが、これが正解だった。 当初は一人暮らしではオーバースペックではないかと思っていたが、鍋と角皿や網を同時に洗う場合はそれなりにスペースが必要となる。 調理器具を多く使うなら、可能な限り大きなサイズのものを購入した方がいいだろう。
スマートスピーカー
体調が悪いとどうも気分が落ち込み気味になり、休日に布団で横になってスマフォをいじっていると更に鬱屈としてくる。 何か適当に曲でも流しておけば少しは明るい気分になるのでは?と思い昔勤めていたオフィスに置いてあったのを思い出し購入。 機種は、音楽を流すのが主な用途になると思われたのでGoogle Nest Audioにした。
IoT関連の機能は「掃除して」と言ったらロボット掃除機を走らせる以外に使っていないが、「◯◯時に起こして」といえばアラームを設定してくれるし、「◯◯分計って」というとタイマーを設定してくれる機能も、洗顔してローションとブースターを塗ったあと手で何も触りたくない時とかに重宝している。 何より、静かな住宅街で一人暮らしをしているとやはり淋しくなりがちなので、当初思っていたよりもQOLを上げてくれているように思う。
問題点としては、私はYoutube Music Premiumを使って音楽を流させているのだが、「◯◯の曲を流して」というとどこの誰が上げたともわからない音源が流れがちなことだ。 Spotifyならもう少しマシなのではないかと思い今度試してみようと考えているが、こちらも最近は治安が悪いらしい。 治安で言えばやはりApple Musicが最強なのだろうが、最近はApple製品を何も使ってないので連携周りが弱くなりそうで悩みどころ。
Realforce R3HD13
もはや生活用品でもなんでもないのだが、引っ越して電車に長時間乗る機会がめっきり無くなってしまったため、ノートPCではなくデスクトップPCをメインに使うことに決め購入した。 一応安いキーボードは持っていたのだが、配列が私が普段使っているUS配列ではなくJIS配列であり、使っていて気が狂いそうだったため、新しく買うことにした。
もともと安いキーボードを使ってはいたが、私はあまり一時しのぎで安いものを買い後で買い替えるというのが好きではなく、今度はある程度長期間使うことを視野に入れてお金をかけることにした。 当初は分割キーボードに興味があったのだが、すぐに手に入るものの中にあまりピンと来るものがなかったため、分割キーボードは諦めた。 あまり変わった配列だと慣れるのが大変そうなので、HHKBではなくRealforceから選ぶことにした。 キー荷重を45gにするか30gにするかで少し悩み30gを選んだが、しばらく使っていてコーディングや文章を書くなら30gでいいと感じた。
色々買ったが、高い買い物で後悔したものは特になかったのでよかった。